コンセプトメイキング ブランディング戦略 ライフスタイル&体験談
映画『 WE ARE X 』から学ぶX JAPANの「魅力」と「独自の世界観」
2019/02/05
こんばんは、末広です!
つい先日、X JAPANの封印された歴史を描くドキュメンタリー映画、
『 WE ARE X 』を見て来ました!
実は私、
中学生の時(当時まだX)から大ファンでして、かれこれファン歴約28年!
私が音楽に興味を持ち、ロックにハマるキッカケであり、
楽器(ベース)を始めるキッカケになった“神”の様な存在なのです!
この映画はハリウッド映画制作で、1年前にアメリカで初上映!
いつになったら日本で公開されるのかと、ワクワクしながら待っていました!!
では、本日の記事は、
「映画『 WE ARE X 』から学ぶ「独自の世界観」」
についてです。(※若干ネタばれ注意!)
Contents
『X JAPAN』の魅力と栄光、そして壮絶な過去とは?
X JAPANと言えば日本を代表するビジュアル系バンドで、
現在は、2年前にニューヨークのマディソンクスエアガーデンで
アジア人アーティストで初の単独ライブや、
名実共に世界的人気のへヴィメタルバンドです。
インディーズ時代から、奇抜なファッションと音楽性
(攻撃的+ドラマティックな曲展開+美しいメロディー)、
さらに「たけしの元気が出るテレビ」等のバラエティ番組への出演(当時としては異例)で、
世間から注目を浴び、
メジャーデビュー後、アルバムはミリオンセラー(当時へヴィメタバンドとしては異例の快挙)、
紅白出場多数、東京ドーム3デイズライブ(当時日本人アーティストとして初)成功等、
数々の華々しい記録や伝説を作りだしたバンドです。
ですが、
そんな華々しい栄光の裏に壮絶な過去もあります…
メンバーの脱退、
メンバーの洗脳騒動、
メンバーの死、
全米デビュー延期、
バンドの解散等、
あまりにも衝撃的過ぎる出来事…
当時、私はまだ20代前半だったのですが、
ギターhideの死と、X JAPAN解散の緊急記者会見は鮮明に覚えています!
hideの死もかなり衝撃的でしたが、(後の元ベースTAIJIの死もかなりショックだった…)
特に、X JAPAN解散の時は、
「これからどうすればいいんだろう…」と、ファンの心理として途方に暮れましたからね…。
そんないくつもの苦難を乗り越え2007年に10年ぶりに再結成!
(※当時、涙が出るくらい再結成が嬉しかった!)
それからまた快進撃が始まり、
新曲をリリース、
ハリウッド映画『SAW4』のメイン・テーマ・ソングとして採用、
再び世界進出、
新しいメンバーの加入、
初のワールドツアー、
17年ぶりのジャパンツアー(2015年、横浜アリーナで観て来ました!!)、
17年ぶりにテレビ出演(Mステ)、
18年ぶりに紅白出演、
初のドキュメンタリー制作、
年内にニューアルバムの発売の可能性!?など、
現在でも快進撃は続いております!!(※再結成後に元ベースTAIJIの死や、ギターPATAの入院で活動休止などもありましたが)
以降は、ただのファン目線だけではなく、ビジネス視点も絡めて文章を進めて行きます。
『X JAPAN』のインディーズ時代から学ぶ「メディア戦略」
今では、ロックバンドのみならず、メジャーアーティストがバラエティ番組に出演するのは、
当たり前ですが、(※YOSHIKIは今でもちょいちょいバラエティ番組に出演しています。)
X JAPANがインディーズ時代の時(80年代後半)は、ロックバンドが音楽番組以外に出ることは
タブーだったそうです。
音楽業界はモチロン、特にロックバンドは”硬派なイメージ”が当たり前の時代に、
YOSHIKIは、「いくら良い曲を作っていても聴いてもらえなければ意味が無い」
という考えから知名度が必要と判断し、
「たけしの元気が出るテレビ」という伝説のバラエティ番組への出演したそうです!(懐かしい!)
当時は、テレビがメディアの頂点!ネットも普及していないし、もちろんSNSもありません。
かと言って、無名のインディーズバンドが当時の音楽番組に簡単に出演出来るわけでもありません。
ですが、当時のバラエティ番組は「素人参加型」の番組が主流でした。
バンドの知名度を上げる為に、そこに目を付けたYOSHIKIは個人的にスゴイと思います!
ステージでは挑発的で、過激なルックスにも関わらず、
この番組での人気コーナーの寝起きドッキリで「早朝ヘビメタ」や、
ステージ衣装のままで競技を行う「ヘビメタ運動会」、
小さな食堂でライブをするなど、
番組内でやっている(やらされている!?)ことが、見た目とのギャップがあり最高でした(笑)
こうやってメディアへの露出を増やし、世間から注目を浴びたことで、
一気に知名度が上がり、インディーズのデビューアルバムが当時の記録的なヒットを生んだのです!
さらに、当時では珍しい、ライブでのデモテープやPVを無料配布などの
プロモーション活動も地道にやっていたことも知名度を上げる要因になったと思います。
当時の空前のバンドブームの中、
業界のイメージやタブーを恐れない反骨精神、
他のバンドと違うところに目を付けた斬新なアイデア、
明確なビジョン(方向性)をもって行動したことが、
他者との差別化を図ることが出来たと思います!
その結果、インディーズでの当時の記録を樹立したり、
メジャーデビュー後の当時ヘビメタバンド初のミリオンセラー達成など、
成功へのステップを駆け上がったのです!
今は『世界のX JAPAN』ですからね~
やはり、他人と同じことをやっていてもダメだという事ですね。
『X JAPAN』から学ぶ「独自の世界観」とは?
この映画ではリーダーのYOSHIKIの生い立ちにも触れていますが、
X JAPANの持つ独自の世界観や魅力は、
やはりリーダーのYOSHIKIの生い立ちが、深く、強く表れているんだなぁと
改めて感じました。
リーダーのYOSHIKIは幼少の頃、父親の影響でピアノを始めたそうですが、
ある日その父親が自殺…、
その苦しみと悲しみの矛先をドラムに向けたそうです。
このYOSHIKIの悲しい過去が、
X JAPANの歌詞や音楽性(激しさの中に、美しさと切ないメロディー)
に強く表れており、
そこにToshl、PATA、HEATH、hide、TAIJI、SUGIZOの個性や生い立ちが
融合して、X JAPANという「独自の世界観」が生まれたと思います。
そこに、先ほど紹介した、
バンドがこれまでに歩んで来た、「栄光と壮絶な過去」というストーリーも加わることで、
共感され、応援され、愛され、憧れる存在になったと思います。
決して消えることの無い、暗い悲しみを背負いながらも、
常に快進撃を続ける姿に、ファンは魅了されているのです。
人は皆、『ストーリー』に共感するからファンになる!
YOSHIKIやX JAPANの様に人にはそれぞれの生い立ちがあります。
誰一人として、同じストーリーはありません。
それは、私やあなたも同じです!
あなたもこれまで歩んできた道(人生)には、
少なからずとも「栄光と苦悩」のエピソードがあるはずです。
前回の記事でも書いたように、
誰しもこれまで歩んできた道(人生)が平たんじゃないからこそ、
そのストーリーに対し、
興味を惹き、
共感し、
応援し、
憧れを抱くのです。
これがファンの心理です。
前回も言いましたが、今はネットやSNSの普及により、個人がメディアになり、
情報を発信しファンを獲得できる「人類総アーティスト時代」です。
なのでこれから情報を発信する時は、
「私はアーティストだ!」
という気持ちで発信して行きましょう!
なぜなら、あなたの「人生自体がコンテンツ」だからです!
なので、自分のストーリーやコアメッセージ、今後の方向性(未来)をイメージしながら
あなたの「独自の世界観」を作って行きましょう!
そうすることで、あなたが引き寄せたい人だけを集め、
コアなファンを獲得していくことで
他者との差別化から脱却し、「コモディティ化」の波に飲まれず、
あなたの今後のビジネスが長く続くのです。
今回は特に長い記事になりましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。
末広
[cc id=2791]
あなたにおススメの記事!
- 1
-
GPT-4oの特徴とSNSマーケティング活用方法
こんにちは末広です。 今回の記事は今話題のchatGPTの進化版「 ...
- 2
-
簡単な不労所得システムの作り方
こんにちは末広です。 今年に入ってコ●ナや世界情勢などで原油の価格 ...